東海大学工学部電気電子工学科/材料科学科

第1研究室 小黒研究室

東海大学で超伝導の応用に関する研究を行っている研究室です。

超伝導の応用に関して、材料作りから性能評価まで、広範囲にわたって研究を行っています。

 

2024年度秋からは、電気電子工学科からの学生受け入れが始まります。

 

新着情報

ブログは不定期に更新します。

 

2024年3月5日 1年ぶりにホームページのメンテナンスを行いました。現状に合わせて各ページを変更しています。また、メールアドレスを変更しています。

2023年3月23日 研究設備などいくつかの内容を更新しました。

 

小黒研究室について

 本研究室は超伝導工学、超伝導材料に関する研究を行っている研究室です。東海大学の超伝導研究は30年以上前から続いている歴史があり、その流れを踏襲しつつ、新しい流れを組み込み、社会へ超伝導技術を還元できるような研究を目指しています。

 

 超伝導は、ある温度以下で電気抵抗がゼロになる現象のことを指します。この現象の利用先として、MRIや リニアモーターカーに使われていることは、ご存知の方も多いと思います。これらの装置では、超伝導体は電線(線材)として電磁石を作製するために使われています。 一般的な金属を使うと、電気抵抗があるため、電流を流すことで発熱してしまうので、大きな電流を流すとその電線が焼き切れてしまいます。一方電気抵抗ゼロの超伝導体を使うと、一般的な金属を使うよりはるかに大きな電流を流すことができ、MRIで 必要な大きな磁場、若しくは、リニアモーターカーを浮上させるのに必要な大きな磁場を発生させることが可能となります。また、粒子加速器、核融合装置などの最先端装置に超伝導が使われています。超伝導工学は、最先端医療、交通、物理、エネルギー問題、さらにはSDGsに大きく貢献することのできる材料です。

 

 このように、未来社会に大きく貢献できる超伝導を、さらに発展させるため、小黒研究室では超伝導線材開発、超伝導線材の機械特性評価を中心に研究を行っています。